ユーザー事例
  〜 名城大学 理工学部

名城大学 梅本氏による初の国産乗用車「アツタ号」の模型制作事例
 〜先駆者たちの技術から、ものづくりにおける職人魂を学ぶ

名古屋市にある名城大学は、1926年に開設された「名古屋高等理工科講習所」を前身として90年を超える歴史を持ち、ノーベル物理学賞の受賞者を出すなど研究分野での活躍が著しい総合大学です。

名城大学とOneCNCの出会いは、理工学部共同利用機械工場(実習工場)で使用するマシニングセンタ(FANUCロボドリル)用のCAMソフトとして、2016年にOneCNC Mill Expertを1台導入いただいたことに始まります。

実習工場では、導入直後から同大学の研究室から依頼された加工品の製作にOneCNCを積極的に活用し、翌年にはOneCNCを複数台のパソコンで運用できるようネットワークライセンスにランクアップされました。

さらに2018年からは機械工学科の学生を対象にCAD/CAMを用いた講義を計画しており、大講義室で学生一人につき一台のCAD/CAM環境を整えるため、OneCNC Mill Expertをネットワークライセンスで50セット追加導入し、講義の準備を進められているところです。(2018年3月現在)

この度、理工学部 技術員の梅本氏から、OneCNCを用いて制作された作品をご紹介いただきました。

(写真:名城大学提供)

この作品は、1932年に完成した初の国産乗用車「アツタ号」を20分の1スケールで忠実に再現した自動車模型です。
2017年に名古屋都市センターまちづくり広場で開催された第13回パネル展と講演会「中部における国産車のあゆみ」(中部産業遺産研究会主催)での展示・講演にあわせて、名城大学の梅本氏が制作したものです。

制作にあたっては、同大学の学内設備であるCAD/CAMシステム(SOLIDWORKS、OneCNC)と、マシニングセンター(FANUC ROBODRILL)、さらに3Dプリンター(学外設備)が使用されています。

モデルとなった「アツタ号」は、わずか30台あまりしか製造されておらず、実車は現存していません。
写真と当時の図面だけを頼りに、梅本氏の持ち前の技術と探究心で細部にまでこだわって完成させた作品です。




制作にあたって苦労した点、工夫した点を教えて下さい

梅本氏:
「まず何よりも、車の正面図や詳細図がないので詳細部の復元が難しかったですね。
図面を実車の大きさに拡大して、CADデータの部品と図面と重ねあわせながら、できるだけ忠実に形状を再現するように工夫しました。」



梅本氏:
「ボディの切削加工においては、中空肉薄のパーツが多く、歪みを生じるためそのままではうまく加工できません。
そのため、先に内部の凸型のサポート材を削り出し、その上にワークを被せて切削することで、歪みのない正確な加工ができるよう工夫しています。」

梅本氏:「他にも、窓枠やボディ側面など多方面からの割り出し加工が必要なパーツが多く、ワークの位置決めにも工夫を凝らしました。」




最後に
梅本さんは、アツタ号の当時の図面や関係資料を読み解くうち、「先駆者たちの職人魂を感じた」といいます。
これから実習を受ける学生の皆さんにも、その職人魂を伝えていかれることと期待が膨らみます。

 



▼ユーザープロフィール

■会社名:名城大学 理工学部 機械工学科
■所在地:愛知県名古屋市天白区塩釜口1-501
■URL :https://www.meijo-u.ac.jp/
【導入製品】

【講義室用】OneCNC Mill Expert(50台)
【工作室用】OneCNC Mill Expert(10台)




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