ユーザー事例
  〜 ひょうごの匠 有限会社サンワアート

「ひょうごの匠」に認定されるベテラン貴金属加工士
                 橋本寛一氏に聞く -
OneCNCの導入は”道具”として操作の分かりやすさが決め手

貴金属加工士は指輪をはじめとしてあらゆる貴金属を素材とした装飾品加工の職人です。
その国家資格、一級貴金属装身具技能士は、鋳造、鍛造、彫金といった金属加工全般にわたる技能と知識を有するものに与えられます。一見、金型や部品加工とは無関係に思えますが、金属加工のスペシャリストといった面では、同じ世界にいる方といえます。


サンワアート橋本寛一氏はこの道40数年のベテランの技能士です。
また同業界団体の役職にあり、資格の検定委員や後進の指導にもあたられ、“ひょうごの匠”認定など各種の賞を受賞されるなど、尊敬をあつめている熟練工でもあります。
3DCAD/CAMとは異なる世界に思われますが、どのような経緯でCAD/CAMの導入を検討されたのか、またOneCNC導入の効果などについてお話を伺いました。

【1】導入の経緯について

まず最初に伺いますが、こういった工芸のお仕事でCAD/CAMは一般的なのですか?
またNC加工とCAD/CAMはいつ頃からはじめられましたか?


たしかに彫金は鋸、鑢、鑿を使って行うものです。もちろんデザインもやりますよ。
しかし最近は3DCADでモデリングされる方も結構多くなってきましたね。
CAMまで使う人はさすがに少ないですが、これから10年もしないうちに、この業界もこのような設備と共に一般的になると思います。ただ今でも金型や木型、ロストワックスをつくるためではなく、製品の削り出しのために加工機まで導入しているところは他に無いのではないでしょうか。

私は作品の金属を直接削りたいがために導入しました。
若いころから機械が好きで、情報収集の方法が限られた昔は機械の展示会などは進んで足を運んだものです。そして20年前に最初に買った機械は汎用旋盤でした。そこからNC旋盤、ワイヤーカットと来たのは自然の流れだったのです。NCについては独学で勉強しました。

そしてOneCNCですが、指輪の装飾加工を行うため、回転軸を付加した4軸制御のNCフライスを導入するところからの出会いなんです。
以前から2DCAD/CAMは使っていたのですが、3D形状や、4軸となるとどうしようもありませんからね。最初は機械のメーカーさんからの紹介でした。安いのと高いのを提示されて、OneCNCは安いほうですね。決定の理由はやはり価格が安いこと、なにより他の3DCAD/CAMでは4軸オプションをつけることで、3百万を超えてしまいます。OneCNCは低価格でありながら、4軸加工のオプションがあるということがポイントでした。
それともう一つ、操作画面がわかり易そうで道具として確実に使えそうだったことです。
導入の前に直接販社まで出向き、こちらで希望している形状でデモをやっていただいたのですが、その時の印象が決め手でした。


【2】導入してからのお話

はじめて3DCAD/CAMを導入することで不安はありませんでしたか?

60歳を超えての挑戦で正直ないとはいえませんでした。
しかしなんとかなると楽観的に考えて踏み切ったのですが、サポート体制も背中を押してくれました。
有償のサポートを用意してくれていたことですね。
売りっぱなしじゃないということ、それも他のCAD/CAMより安い!

購入した販社はリモートサポートを実施しており、これは非常に助かったと思います。
必要な時にインターネットを介して、ネットの向こうからサポート担当にマウスとキーボードを操作してもらい説明を受ける。最初はこんな時代になったのかと感心しました。
またOneCNCの判りやすい操作体系もアタリでした。
機械メーカーさんも含めておかげさまで思ったよりずっと早く機械を稼動することができました。
今では指輪などを加工する時のジグを自分で工夫してつくり、切粉の回収機構なども自分で考えて作っています。デザインもいろんな物に挑戦できますね。


【3】特許について

また橋本氏は宝飾関係で数件の特許を所持されている発明家でもあるようですね。

それについては、格好をつけているようですが、専売特許を取ろうとか、それで儲けてやろうとかの動機ではないんです。
新しい作品を考えたり、仕事をやりやすいように道具を工夫したりする過程の中でできたものを特許申請してみたのですが、それがたまたま受理されたということです。
まぁ特許では一銭も儲かっていませんね。

私は思うのですが、道具を使いこなすことで発想の自由度が増し、また新しい道具を生み出していきます。OneCNCも次の道具を生み出していく道具になってくれると思いますよ。どんどん利用していきたいですね。


【4】今後について

今後の課題・目標のようなものはありますか?

もっともっと使いこなして行きたいですね。とても複雑なイメージを取り込んで加工するときなど、編集にもっと習熟できればよりいいなぁと思います。まだまだ工夫することはたくさんありそうですね。
それとホントに将来なんですが、レリーフ(浮かし彫り)などもやっていきたいですね。


【5】最後に

ある程度年齢を重ねた方で初めてCAD/CAM導入しようという方にアドバイスはありますか?

私の年代はこれからはパソコンの時代だとは頭ではわかっているんですけど、拒否反応があるんですね。
私は「やってみよう」という気持ちになれたのでここまでできました。
だからまず、なによりも「やってみよう」とういう気持ちになれるかどうかですね。
それには販売する側の安心できるサポート体制も必要ですね。



▼会社プロフィール

■社名:有限会社サンワアート
■代表者: 橋本 寛一
■所在地: 兵庫県神戸市兵庫区石井町8-1-8
■TEL :078-531-0976

  


【保有資格、役職、受賞暦等】
1級貴金属装身具技能士
職業訓練指導員
技能検定委員
ひょうごの匠 認定
神戸市技能顕功賞受賞
神戸市技能功労賞受賞
神戸貴金属工芸組合副組合長
彫金教室 アトリエ・寛

【導入製品】
OneCNC Mill Expert
OneCNC 4軸オプション


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