ユーザー事例
  〜 大東電気株式会社

材料を知り尽くした樹脂加工のプロフェッショナル
    ―  知識は力なり ―

昭和39年の創業以来一貫して、各種プラスチックや、セラミック、FRP、カーボンといった電気絶縁材料の切削加工に携わってきた大東電気株式会社は、あらゆる材料の特性を知り尽くした樹脂加工のプロフェッショナルです。

OneCNCについては、2009年にまず1台導入いただいた後、順次 アップグレード、ランクアップを行い、現在ではMill Expertをネットワークライセンスで10台まで増設され、工場内にある全てのパソコンでOneCNCが使用可能な充実したCAD/CAM環境が整っています。

このたび埼玉県新座市にある当社工場をご訪問し、田辺課長(写真左)にお話を伺いました。


OneCNCの導入のきっかけは?

実は FANUCロボドリルの導入がきっかけで、CAD/CAMの導入を検討することになったのです。
それまでもマシニングセンターは使用していたのですが、新たに導入したFANUCロボドリルはメモリ容量も大きく、スピードも速い機械なので、手入力によるプログラミングでは追いつかない状態となりました。

そこで、取引のある機械工具商社さんからCAD/CAM導入の提案を受けたのがはじまりでした。
OneCNCの名前はその時初めて聞いたのですが、「 3D加工まで出来て、尚且つ使いやすい 」との話でした。

 


どのようなところをポイントとして検討されましたか?

まず私でも使えるか ということ(笑)
さらに、もうひとつ大きなポイントは、やはり価格です。
操作性も良い上、ここまで機能が充実した3次元CAD/CAMとしては破格なお値段でしたから。

検討にあたって必要な情報は、YouTubeなどに公開されている動画や、メーカーから送ってもらった資料やビデオCDなどで理解できました。またインターネットを使ったリモート接続でオンラインデモも見せてもらい、迷うことなくOneCNCに決定しました。


実際に使い始めた印象はいかがでしたか?

動画やオンラインデモで見ていた通りで、実際に使ってみてもとても使いやすかったです。
ユーザーインターフェースが分かりやすいので、初めてでもメニューに添えられたイラストなどを参考に迷わずに操作することができますから、本格稼動するまでの時間が非常に短かったですね。

これはアンテナカバーのマスター型を3D加工したものですが、実はこの加工はOneCNCを導入してまだ間もない2つ目の加工物なんですよ。

  
(写真:アンテナカバーのマスター型(中央)と、その成形品(右))

材質はベークライトで加工しやすいものですが、サイズが大きくてマシニングのテーブルにおさまらず、OneCNCで半分ずつ分割してプログラムし、位置決めを工夫して加工しました。


樹脂加工の難しい点や適した加工方法について教えてください

当社が扱う材料としては、FRPやPOMなどの樹脂全般、それとセラミックス、カーボン、ガラエポ(エポキシガラス)などで、材質としての特性が様々で、それぞれに奥が深いのです。

一般に、樹脂は金属に比べ柔かく細工もし易いことから、加工しやすい材料と思われがちですが、これはこれで難しい面もあります。


まず、一般に柔らかい材料というのは寸法が出にくいです。
強くクランプするとそれだけで形状が変形してしまい、加工が終わってクランプからはずすとその時点で反り返ってしまう場合もあります。(写真右:POMの加工例)


そして当然 熱の影響による変形も想定しなくてはいけません。
加工と加工の間に一定の冷却時間を設ける対処は珍しくありません。

そうかというと、カーボン(写真左)やセラミックなどの一部の材料は非常に硬く刃が持たず、専用のダイヤモンドカッターや超硬工具が必要な難切削材もあります。




HSMツールパスが樹脂加工に効果的だと伺いましたが詳しく教えてください。

はい、OneCNCのHSMツールパスはとても重宝しています。

まず、樹脂加工のノウハウで共通して言えるのは材料のクランプの仕方です。
できるだけ力をかけない固定方法で、尚且つ安定させるということが重要なのです。

そして力をかけないクランプをした場合、切削に無理な負荷が掛かってしまうと必然的に材料が動いてしまいますよね。
それだけでなく、切削時に無理な負荷をかけると樹脂にとっては禁物の「加工熱」も発生させてしまいます。
そこでOneCNCのHSMツールパスのような切削負荷を常に一定に、そして低く抑えた加工方法であることが重要なのです。

 
(写真左:ガラエポの薄肉加工テスト)     (写真右:ガラエポの電気装置用ケース)

また、ガラエポ(写真上)などは材料としては非常に硬いのですが、ガラスクロスをエポキシ樹脂と合わせて積層する性質上、衝撃の方向によっては割れるというか、裂ける場合があります。
これなども切削時の無理な負荷が原因なのですが、OneCNCのHSMツールパスで側面から徐々に追い込んでいき、仕上げも徐々にといった方法で割れを回避できます。


3Dモデリングにも取り組まれているそうですね。

はい、個人的にはOneCNCの3次元CAD機能が非常に気に入っています。
他の3次元CADを知らないので比較はできませんが、3Dモデリング未経験の私でも短期間でモデリングできるようになったというのが大きいです。
今の用途で言えば、発注元からもらった図面を3D化して加工定義に使用する形がほとんどですが、ある時、顧客との打合せの場で、もっとコストを落とせるように、その場でOneCNCを用いて設計変更を提案して喜ばれたこともあります。

このようにビジュアル化できると、相手に対しても非常に説得力がありますよね。

今はOneCNCをネットワークライセンスで運用していますので、社内のLAN環境下にある全てのパソコンで3次元CAD/CAMが使用できる環境なので、営業や打合せといったこれまでに無いシーンでもOneCNCを使用する機会が増えています。


最後に・・・

インタビューを終えた後もお話は尽きず、市販の冶具を細工し性能を格段に向上させたものを見せていただきながら、様々な加工のノウハウやOneCNCの工夫した使い方などを惜しみなくお聞かせ頂き、大変有意義な時間を過ごすことができました。

大東電気株式会社様は、CAD/CAMの導入を検討している近隣企業からの工場見学や相談にも快く受けて頂いているOneCNCを知り尽くしたユーザー様です。これからもOneCNCと共に益々ご発展されることを願ってやみません。




▼ユーザープロフィール
■社名:大東電気株式会社
■所在地:埼玉県新座市畑中1-22-28
■TEL :048-481-6231
■URL :http://www.daitodenki.com/
【導入製品】
OneCNC Mill Expert ×10台

※ネットワークライセンスにより、10ライセンスを導入


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